すぐそこにありながら、これまでエネルギーとして利用されなかった水道水圧を活用
水道は排水管の末端でも自由に使えるように0.2MPa以上の圧力がかけられています。水道水圧エネルギーは、この圧力を利用して駆動装置を動かし、自由に使えるエネルギーとしたものです。駆動装置の動力として水道水圧を利用しますので動力費が不要です。駆動に利用した後の水はそのまま使えます。すぐそこにありながら、これまでエネルギーとして利用されなかった水道水圧を活用することにより社会に貢献します。
環境に優しい
万が一水漏れがあっても周辺環境を汚染しない。またCO2を排出しない。
騒音がない
伝達機能への配慮で大幅な静音性が保たれている。
停電時でも機能する
ライフラインである水道の水圧のみを動力源にしているため、停電時でも機能する。
安全性に優れている
電気を使わないため漏電による火災・感電等の二次災害の心配がない。
動力源「0」
既存にある水道水圧エネルギーを使用するため動力費は「0」である。
水道水圧によるピストンの運動をロッドで取り出し駆動装置に活用
シリンダーの内部のピストンが水圧によって運動しますが、ピストンの運動をロッドで取り出すものをロッドシリンダーといい、磁石を利用して取り出すものをロッドレスシリンダーといいます。
ロッドシリンダーはシリンダー内にピストンとロッドを内蔵したものです。
切替弁によりピストンの左部から排水するとピストンが水圧により右側に動き、ロッドはこの動きに追従します。ピストンが右端を通過する際、切替弁によりシリンダー内の右部に給水し左側から排水すると、ピストンは水圧により左側に動くので、ピストン・ロッドの一方向の往復運動が得られます。ロッドシリンダーのロッドの先端にアームをつけてホイールに接続しますと回転運動が得られます。
装置と水道をつないで水を水道圧シリンダー内に送り込み、水道の圧力によりシリンダーを動かすことで駆動するエンジン。
・水道水圧が駆動源(電源不要)
・水道は自然災害の風水害時ライフラインとして一番強い
・断水時でも、バックアップ装置(窒素ガスボンベ切り替え)により自動走行が可能
・湿気や火気に強く、二次災害の恐れがない(漏水・浸水による感電や火気による火災発生の恐れがない)
・破損や液漏れの場合でも、水道水のため環境汚染の心配がない
シリンダーの内部にガイドパイプを設置し、永久磁石をつけたピストンがそれに沿って摺動するようにします。シリンダーの外部にも永久磁石付のピストンを配置しますと、内部と外部のピストンが一体となって摺動します。ロッドシリンダーではロッドの先端がシリンダーから突き出て動きますが、ロッドレスシリンダーでは外部ピストンの摺動範囲がシリンダーからはみ出ませんので、場所をとりません。
水道水圧エネルギーにて、駆動装置を動かした場合、多数の分野にて応用が可能です。以下に今後の応用事例をご紹介します。
水道水圧を駆動源としたさまざまな実用事例をご紹介いたします。導入をご検討されたい方はお気軽にお問い合わせください。
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